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映画『銀河鉄道の父』気になるロケ地やキャストなど魅力を徹底解説!

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この記事では、映画『銀河鉄道の父』について、原作小説の感想や評価、スタッフやキャストの紹介、そして撮影地についても紹介しています

この映画は、2023年5月5日に公開され、『八日目の蝉』や『いのちの停車場』などの作品で知られている成島出監督が担当しています。撮影は、岐阜県恵那市と花巻市の賢治ゆかりの地で行われました。この辺りを含めて、作品の魅力を徹底的に解説しています。

この記事を最後まで読んで、映画の魅力をより深く味わってください。

 

1.『銀河鉄道の父』について

映画『銀河鉄道の父』は、門井慶喜の直木賞受賞小説を映画化した作品。物語は、宮沢賢治が「ダメ息子だった」という視点から、父・政次郎と家族の究極的な愛を描いた感動作品です。

 

1-1.小説『銀河鉄道の父』の概要

小説『銀河鉄道の父』は、宮沢賢治の生涯を父・政次郎との関係を通して描いた作品です。原作者の門井慶喜は、宮沢賢治の父親である政次郎について書かれた資料を集め、親子愛を描き出したんです。

主人公の宮沢政次郎は質屋の主人であり、息子の宮沢賢治が自分の夢を追い求める姿を見て、理解しようと努力します。物語は政次郎が待望の長男・賢治に会うことから始まり、その後、賢治が家業を継がずに農業学校に進学したり、人造宝石や宗教に傾倒したりすることで政次郎と対立していきます。しかし、政次郎の妻や娘たちが支え、父子の関係は続いていきます。

家族の愛が深すぎる作品です。

 

1-2. 原作小説の評価や批評について

1-2-1.なぜ父親が主人公なのか

小説『銀河鉄道の父』は、宮沢賢治の父・政次郎の視点から、賢治の人生と家族愛を描いた作品です。

幼い賢治が入院したとき、自分も病室に泊まり込んで看病したっていうエピソードには衝撃を受けました。
何しろ明治時代ですからね。あの家父長制全盛期に、こんな過保護な父親がと

(引用元:門井慶喜「銀河鉄道の父」特設サイト)

門井さんは、子供のために買った学習漫画で政次郎の人生に興味を持ち、彼がどんな思いで賢治を育てたのかを想像して書き始めたそうです。

 

1-2-2.小説の批評や評価

この小説は概ね高く評価されています。

読者からは、政次郎と賢治の葛藤や家族の絆に感動したり、宮沢賢治について知ることができる貴重な一冊だという声もあります。一方で、政次郎が賢治を理解しようとしなかったり、文体が平板だったり独特だったりするという指摘も見られました。感想は色々ありますが、多くの人に感動を与える名作です。

読書メーターに投稿された約1917件の感想・レビューでは、平均評価は4.3点(5点満点)です(2023年3月時点)。

 

 

2.映画『銀河鉄道の父』の作品情報

2-1.映画版の概要と製作情報

『銀河鉄道の父』は、宮沢賢治とその父の姿を通して家族愛を描いた直木賞受賞小説(著:門井慶喜)を映画化した作品です。監督は「八日目の蝉」「いのちの停車場」などの作品で知られる成島出さんです。そして役所広司が賢治の父・政次郎に、菅田将暉が賢治に扮します。

映画では、賢治が生まれてから亡くなるまでの37年間を追いかけます。物語は、政次郎が家業の質屋を継ぐことを望むも、賢治は農業学校へ進学し、自分の世界に入っていくという展開で、父子の対立と和解が描かれます。

 

2-2.あらすじ

宮沢賢治は、岩手県花巻で質屋を営む父・政次郎と母・トシと共に暮らしていました。幼い頃から物語や詩を書くことが好きで、家業を継ぐことに興味がありませんでした。賢治は農業学校に進学し、教師や農民として活動する一方で、自分の世界観を表現する作品を創り続けました。

しかし、生前の彼は無名の作家であり、貧困や病気に苦しみました。父・政次郎は息子の才能を理解しつつも、家業や経済的な問題に悩まされました。この物語は、そんな父子の葛藤と愛情、そして家族の絆を描いたものです。

 

2-3.スタッフの紹介

原作門井慶喜『銀河鉄道の父』
監督成島出
脚本坂口理子
音楽海田庄吾
主題歌いきものがかり「STAR」

 

2-4.キャストの紹介

2-4-1.主人公・宮沢政次郎…役所広司

彼は父から受け継いだ質屋を営んでいました。家業と一家の主人として、責任感と情熱にあふれる明治の男でした。しかし、長男の賢治が生まれると、明治の男にしては珍しく子育てに熱心であり、子供たちにはとても優しかったです。

 

2-4-2.宮沢賢治…菅田将暉

政次郎の息子であり、本来は長男として質屋を継ぐことになっていたが、それに反発し、学力もないのに学問の道へ進むことを選択した。さらに、商人家系にもかかわらず農業や宗教の道に進みたいと考え、親が悩むほど独自の道を進む。

 

2-4-3.宮沢トシ…森七菜

彼女は政次郎の娘であり、賢治の妹。彼女は賢く、しっかりしており、親バカの父親とダメな兄弟が上手くやっていくために2人を指導する。

 

2-4-4.イチ…坂井真紀

政次郎の妻であり、賢治の母親。賢治が可愛いと思い込んでいる政次郎と、時に対立する政次郎と賢治を、誰よりも深い愛情で見守っています。

 

2-4-5.喜助…田中泯

政次郎の父。質屋に学問は必要ない、と頭脳明晰だった政次郎の進学を諦めさせ、政次郎を厳しく育てる。賢治に甘い政次郎を諭そうとする。

 

2-4-6.清六…豊田裕大

彼は賢治の影に隠れているが、優秀で誠実な弟です。自由奔放な賢治に、家族全員が振り回されますが、我が道を行く賢治に憧れています。

 

 

3. 映画『銀河鉄道の父』の予告編

公開された映画『銀河鉄道の父』の予告編では、政次郎と賢治、家族の関係性や、賢治が本格的に文学を志すきっかけなどが描かれています。予告編を見ることで、映画の雰囲気や物語の一部を感じ取ることができますよ。

 

 

4. 映画『銀河鉄道の父』の撮影地はどこ?

4-1.岐阜県

この映画は、岐阜県恵那市とその周辺の町を舞台にしています。恵那市は、文豪宮沢賢治の故郷である岩手県花巻市と町並みに近い風景が再現できるとし、岩村町と明智町がロケ地に選ばれました。映画に登場する街並みや和室などは、恵那市内の史跡や民家を利用して再現しています。

 

4-1-1.恵那市岩村町(岩村町本通り、木村邸、勝川家他)

予告編にも出てくるシーンで、多くの撮影がされました。

江戸城下町の館 勝川家


□〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町317

 

木村邸前の岩村町本通り


□〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町329−1

 

4-1-2.恵那市明智町(さつき旅館、逓信資料館(旧明智郵便局))

恵那市では明智町でも撮影が行われました。

さつき旅館


□〒509-7714 岐阜県恵那市明智町常盤町1158−1

 

逓信資料館(旧明智郵便局)


□〒509-7731 岐阜県恵那市明智町1860

 

4-1-3.加茂郡白川町

恵那市の隣町、白川町でも撮影がされましたが、詳細は分かっていません。

 

4-2.岩手県

宮沢賢治の故郷である岩手県花巻市においても、2022年6月に撮影が行われました。

賢治が耕した花巻市の畑、通称「下ノ畑」や、花巻農業高校の敷地内にあり賢治が病に伏せるまで暮らした羅須地人協会で撮影が行われ、市内の劇団などもエキストラとして出演しました。

□〒025-0004 岩手県花巻市葛1−68

 

 

5. まとめ

映画『銀河鉄道の父』は、宮沢賢治の父親である政次郎を主人公にした感動的な物語で、宮沢賢治の生涯や創作活動についても触れています。

映画は、宮沢賢治が生まれ育った岩手県花巻市や岐阜県恵那市で撮影され、地元の方々も協力し、宮沢賢治の世界観を再現するために様々な工夫がなされました。

豪華なキャスト陣が出演し、彼らが演じるキャラクターたちの心情や葛藤、成長などが描かれています。音楽にはいきものがかりの「STAR」が起用され、美しいメロディーとともに感動的なシーンを彩っています。

この記事を書かれていることを読んで、作品をより深く理解することができれば幸いです。

 

映画公開前のため、現時点では情報が完全ではありません。情報が入り次第、記事を更新していく予定です。

 

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