どうも、こんにちは。ズバ男です。
この記事は『【インファナル・アフェアⅢ 終極無間】のすべて その3』としてオリジナル版『インファナル・アフェア』最終章を紹介します。
※この記事単体のみでも十分に『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』の魅力をお伝えする内容になるようがんばって書いてありますのでごゆっくり読んでいただければ幸いです。
◆『インファナル・アフェア』シリーズ(リメイク含む)の全タイトル一覧
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◇『インファナル・アフェア』シリーズ(本家の香港版)
・インファナル・アフェアⅢ 終極無間/2003年・香港←今回紹介する作品
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◇ハリウッド版リメイク作品
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◇日本版リメイク作品
・ダブルフェイス/2012年・日本
※この作品は映画ではなく、TBSとWOWOWが共同制作したスペシャルドラマとして放送されたものです。
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以上が全シリーズ+リメイク作品です。
今回は、本家『インデックス3 終曲無間』(3作目)の映画紹介をしていきます。
物語はまだ終わらない・・・そして、完結へ
【作品情報】
2003年公開(日本では2005年公開)
『インファナル・アフェア』シリーズの完結編。
ヤンが殉職して10か月後の話。
その後生き残ったラウは警察として生き残るための自らの運命を懸けた最後の戦いをする。
《スタッフ》
◆監督・・・アンドリュー・ラウ/アラン・マック
◆脚本・・・アラン.マック/フェリックス・チョン
◆音楽・・・コンフォート・チャン
《キャスト》
◇アンディ・ラウ/役名:ラウ
1961年9月27日生まれ
◇トニー・レオン/役名:ヤン
1962年6月27日生まれ
◇レオン・ライ/役名:ヨン
1966年12月11日生まれ
◇ケリー・チャン/役名:ドクター・リー
1973年9月13日生まれ
◇アンソニー・ウォン/役名:ウォン
1961年9月2日生まれ
◇エリック・ツァン/役名:サム
1953年4月14日生まれ
◇エディソン・チャン/役名:若き日のラウ
1980年10月7日生まれ
◇ショーン・ユー/役名:若き日のヤン
1981年11月13生まれ
◇サミー・チェン/役名:マリー
1972年8月19日生まれ
◇チェン・ダオミン/役名:シェン
1955年4月26日生まれ
【あらすじ】
ヤンの殉職から10ヵ月後、ラウは妻のマリーと離婚調停中。
ヤン殺害の疑いをかけられたものの、やがてその嫌疑は晴れ内務調査課へと戻ってきた。
ラウは警察官として生きる道を選び、自らの手で警察内部にいる残りの潜入マフィアを次々と始末していった。
そんな彼の前に保安部のエリート警官ヨンが立ちはだかる・・・。
【みどころ】
シリーズ完結編で”1”のその後を中心に描かれており、生き残った警察官ラウと、ラウに疑惑を持つヨンとの警察内部でのミステリー要素が高い作品となっている。
・今作のキーパーソンヨン(レオン・ライ)と謎の男シェン(チェン・ダオミン)に注目
・第1部、第2部の出演者も勢ぞろいで豪華キャスタが最後の舞台を盛り上げる
【ネタバレ感想】
ここから先にはネタバレを多く含んでいますので未視聴の方はご注意ください。
なるべく映画鑑賞後にお読みください。
ラウは自分が警察官として生き延びるため自らの手で残りの潜入マフィアを次々と始末していく・・・。
まさに””無間地獄だ・・・
保安部のエリート警官ヨンはラウに疑惑を抱き、ラウの前に立ちはだかる。
ラウもそんなヨンがサムとつながっていると疑惑を持ち始める。
ラウは警察官としていたい気持ちが強すぎて、自分以外のすべてが信じられない精神状態にある。
ラウは精神科医リーに近づきヤンのカルテを手に入れる。
そのカルテにはヤンの生涯で唯一でもっとも幸福だった日々が記されていた。
カルテを読むうちラウはヤンと自分を重ね。
警察官(善人)として死んでいったヤンになりたいという強い思いになり、自分とヤンを同一化するようになっていく・・・。
リーはラウがヤンとなりラウを撃とうとしている(ラウの幻覚)のを目撃する。
幻覚だけでなく行動として、でている・・・、周りのひとがめっちゃ引いてて笑えた。
そんなラウをリーは催眠療法することになる。
そこでラウは自分がサムの手下だということを口走ってしまう。
リーは動揺を隠せないでいた・・・。
ラウは警察署オフィスでもヨンのことばかり探っていて、さすがに同僚たちもラウに対して、ヤバいやつやなーって顔になってきている・・・。
ラウはヨンの証拠テープをヨンのオフィスに侵入して手に入れる。
そして、ラウはヨンを逮捕しようと同僚たちを集め、その前でテープを流す・・・。
しかし、そこに流れたのは自分がサムの手下だったことを証明するものだった・・・。
そこに、ものすごいいいタイミングで中国本土マフィアの潜入捜査官だったシェンが現れる(タイミング良すぎ(笑))。
取り乱すラウは拳銃で発砲しまくる・・・。
シェンが抑えようとラウを撃つが同時にラウが撃った弾丸がヨンの額を直撃する。
シェンに撃たれたラウは死のうとして自ら顎を撃った・・・。
撃たれたラウをみるシェンの姿は悲しすぎるし、ラウに対しての敬意の表情が読み取れた。
ヨンは死ぬ覚悟でヤンの無念を晴らしたかった・・・ヨン、カッコいいぜ・・・。
ラウの「善人になりたいのに、なぜチャンスをくれない」と叫ぶシーンは切なすぎる。
ラウの命は助かっていたが、脳に残った弾丸で障害が残ることに。
そして、リーの携帯にラウから「明日がすぎれば無事だ。
ラウを逮捕しに行く」とメッセージが届く・・・。
ヤンがリーに送ったメッセージと同じ・・・めっちゃホラーです(怖)
リーはシェンからヤンの墓前でヨンを含む3人の関係について知らされる。
ヤンがずっと1人じゃなかったことを知り、涙をうかべた。
この物語の登場人物は全員悲しすぎる。
精神病院にいるラウに妻のラウが会いに来る、その時ラウの後ろにはサムの妻マリーの姿が・・・。ひぇー。幻覚のマリーはラウを銃で撃つ。怖すぎ・・・。
ラウは逃れられない・・・。これからもつづく”無間地獄”を生き続けていかなければならない・・・。
いやー、終盤のラウに襲い掛かる”悪(闇)”が怖すぎた。
”善”を求め続けたラウの非情な運命、悲しすぎです。
それとヤンの今まで描かれていなかったエピソードがかなり盛り込まれており、内容の濃い作品にまとまっていた。大満足です。
【まとめ】
このシリーズは『インファナル・アフェア』を最高級の肉に例えると、その味を十分に引き立てるスパイスやソースが『インファナル・アフェア 無間序曲』だ。
そして本作は後味をまとめる”デザート”の役割をしている。
観る人によっては、終わりなきラウの運命に後味の悪さがあるかもしれないが、この映画のタイトルにある”無間道”の本当の意味がわかる内容となっていて、ある意味上手くまとめた作品となっている。
本作は1,2とテイストがかなり違い、サスペンス要素が強くでている。
全体の質は少し落ちるよう感じるがこのシリーズは1がメインの映画でそれ以外は付加要素と考えるとかなりの良作である。
3部作通して一度だけみてもなかなか拾いきれない部分があると思う。
もう一度『1』だけでもいいので見直すと合点がいくと思います。
とりあえず、『インファナル・アフェア Ⅲ 終極無間』の紹介はこの辺で。
これで、オリジナル版の『インファナル・アフェア』1~3のすべて を紹介しました。
また、少し期間を空けてリメイク版の紹介をしようかと思っておりますので、その際もよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。