どうも、こんにちは。ズバ男です!
この記事は映画『127時間』をネタバレありであらすじに沿って徹底解説していきます。感想もありますよ。
この映画の自己評価は3.5点(5点満点)です。
思っていたのものと違っていたが、良い意味で裏切られました。これほどまでに痛さを感じる映画はありません!
※完全に”ネタバレ”なので未鑑賞の方はご注意ください
【作品情報】
2010年 95分 米・英合作 G
登山家アーロン・ラルストンが体験した実話を『スラムドッグ$ミリオネア』の監督ダニー・ボイルとスタッフが集結して映画化した。
【スタッフの紹介】
◆監督/脚本
ダニー・ボイル
イギリス出身/1956年10月20日生まれ
『シャロウ・グレイブ』で映画監督デビュー。1996年『トレインスポッティング』が大ヒットし、『普通じゃない』でハリウッドデビューを果たした。その後2008年に公開された『スラムドッグ$ミリオネア』ではアカデミー賞8部門を受賞した。
◆原作
アーロン・ラルストン
アメリカ出身/1975年10月27日生まれ
2003年にアメリカのユタ州にある渓谷で事故に遭い、そこでの出来事で有名になった登山家。この映画の原作となる自伝小説を2004年に出版している。
【キャストの紹介】
◇ アーロン・ラルストン(主人公):ジェームズ・フランコ
◇ クリスティ(道に迷っていた女性):ケイト・マーラ
◇ ミーガン(道に迷っていた女性):アンバー・タンブリン
◇ ラナ(元恋人):クレマンス・ポエジー
◇ ソニア(妹):リジー・キャプラン
◇ ドナ(母):ケイト・バートン
◇ ラリー(父):トリート・ウィリアムズ
【完全ネタバレあり あらすじ】
ここでは完全にネタバレしながらストーリーに沿って徹底解説していきます。(感想も交えています)《ネタバレはピンク色/元ネタは緑色/感想は青色》で色分けしてあります。後半はほぼネタバレとなります。
※ここからは本当にネタバレなので映画を観てない方は注意してくださいね
----------
カラビナと食料品をリュックに入れてアーロンは車でブルー・ジョン・キャニオンに向かった。そしてキャンプ場に到着する。この時に母親の電話をとっておけば・・・
マウンテンバイクに乗って走り出すアーロンはビデオカメラにブルー・ジョン・キャニオン ビッグドロップまで4時間半。今までより45分短縮を狙うと録画する。すげーノリノリなので、ここですでに心配になりました(笑)
軽食をとりながら休憩していると、道に迷った女性・クリスティとミーガンに出会うアーロンは困っている2人を道案内することにした。女性には優しくしなきゃね
途中目的地と違う天然プールに案内し、3人で飛び込んだりして遊び楽しんだ。←この部分のみが事実とは違うようです さらにノリノリになってた(笑)
彼女達から土曜のパーティーに誘われてOKした後、彼女たちを送り届けた。ちゃっかりしてますねー
----------
彼女たちを送り届けて戻る途中、渓谷内の岩と岩の間に右腕を挟まれてしまった。彼はここに来ることを誰にも伝えていなかった ノリノリだったのに一瞬にして地に落とされました・・・
大声で叫んで助けを呼んだり、自力で引き抜こうとしたり、足を使ってなんとかしようとしますが大きな岩はビクとも動きません。約360kgもある岩だったようです
彼は水を飲み始めたが残りの水が気になり冷静になった。そしてリュックに入っているものを岩の上に並べることにした。
そしてその中から折り畳み式のサバイバルマルチツールのナイフで岩を削ってみるが、あまり削れない・・・。途中ナイフを落としてしまうが足を使って拾い上げる。そしてまた少しづつ作業を進める。時刻は夜中の12時、少しだけ水を飲んだ。どんどん映画全体の雰囲気も暗くなるがそれとともに感情移入も深くなっていった
持っていたロープとカラビナを使って宙づりになっていた体を固定することができた。岩を削ったり、寝たりしているうちに朝になった。
----------
土曜日の朝。ここは砂漠なので気温の寒暖差が激しい場所でアーロンの体は冷え切っていた。差し込んでいた太陽の光に足をかざすアーロンは幼い時に父の眼鏡をかけて岩の上から日の出を見たことを思い出す。このあたりから幻覚を見始める
腕を挟まれてから24時間が経過した。アーロンは死を覚悟し、ビデオに家族へのメッセージを録画する。頭上から砂が落ちてきたので大声で助けを呼ぶが気のせいだった・・・。
夜になり寒くなってきたので持っていたのもで寒さをしのぎ、スナック菓子を食べた。
土曜日の夜にクリスティとミーガンにパーティーに誘われていたことを思い出す。そこでビールをもらう妄想をしたアーロンは残り少ない水を飲んだ。幻覚か妄想かも分からない状態になり始める
----------
月曜日。全身を使って岩を動かそうとするが全く動かない。疲れて喉の渇いたアーロンは、車に置いてあったジュースやビール、オレンジジュースなど飲み物の幻覚をみてしまう・・・。さらに残り少なくなった水を飲んだ。そして、ビデオに今置かれている状況を録画する。このあたりからは映画全体に絶望感が出始め、観てるだけで痛ましくなった
アーロンは、岩を削れば削るほど岩が自分の腕にのしかかってくることに気づき、腕を切り落とそうとします。しかし、安物で切れ味の悪くなったナイフでは切れない・・・。ひぇ~、この辺からはみてるこっちまで痛くなってきます
幼い頃の妹がピアノを弾いている幻覚をみる。意識が朦朧としていたアーロンは水筒を倒してしまう。さらに幻覚をみているアーロン・・・。
突然、雷が鳴り始めた。雨が降ってきたので水筒に雨水を貯めようとする・・・。しかし雨は予想以上に強くなり、足元まで水がたまる。さらに水はアーロンの首近くまできていた。
アーロンは意を決して水に潜り、腕を引き抜いて岩山をよじ登った。そして車に乗って、元恋人のラナの家を訪れ、ドアをノックした。彼女はドアを開けるがすぐさま閉められる・・・、意識が戻ると腕は挟まれたままだった・・・。←精神状態がギリギリで完全に幻覚をみていたんです
----------
火曜日、日中暑くなり気温は32度。アーロンはビデオを録画した。すでに死を覚悟して両親に感謝のメッセージを入れた。そして残りの水を飲みほした。
切れ味の悪いナイフを腕に突き立て、自分の腕の骨の位置を確認する。もうやめてくれ~って感じでした・・・。この辺は観れない人も出てきそうなレベルに恐怖にかられます
----------
水曜日。彼は貯めておいた自分の尿を飲んだ。ん~・・・
ビデオで3人が楽しそうに湖に飛び込んでいるを見る。アーロンは岩壁に何か文字を彫削り始めた。途中後ろに気配を感じて何度も振り返るが、もちろんだれもいない・・。彼は幻覚を見ることが多くなってきた。もう完全に末期状態ですね
彼女と別れた時のことを思い出した。別れ際に「孤独になるわよ」と言われ去ったことを思い出した。パーティーをしている時や元恋人・ラナのことを思い出す。
妹の結婚式にも出ず、一緒にピアノを弾く約束が守れそうにないことを謝る・・・、今の自分の状況は今までにしてきた自分の無責任が原因なんだと思うようになる。この岩は落下するのを何十億年も前から待っていたのだ。自分は導かれてここにいると考えるようになっていた・・・。
アーロンは岩壁に「1975年-2003年 アーロン・ラルストン」と刻んでいた。墓石のつもりだったのでしょう
----------
意識朦朧となっていた彼は目覚めた。そして、生きたいという執念で最後の力を振り絞って、挟まっていた自分の右腕を折った。叫ぶほどの激痛・・・。今度は腕を止血し、切れ味の悪いナイフで神経を一本づつ痛みに耐えながら、ゆーっくりと腕を切り進めていった・・・。ここのシーンは心臓の弱い方は観ない方がいいかもです。悶絶レベルに痛さが伝わってきました
ついに腕を切り離すことが出来たアーロンは離れた場所から自分の右腕をみて呆然と立ちすくむ。
血を垂れ流しながら歩いていると、家族連れの登山客の姿が見えた。
腕を挟まれてから127時間後、アーロンは無事生還することが出来たのだ。救出された時、アーロンは体重が約18kgも減っていた
----------
3年後、アーロンはジェシカと出会い結婚していて、長男レオくんのパパになっていた。(完)
【感想とまとめ】
この映画のモデルとなった登山家アーロン・ラルストンは事故後も山を登り続け、2005年には14000フィートを超えるコロラド53座全て冬季単独登頂をした初めての登山家となり、当初からの目標を果たした。(事故があったのは2003年)
この人の生命力と精神力には感服しますね。
人間の極限状態を描いた物語で、言うなれば主演のジェームズ・フランコの1人芝居なんですよね。掛け合いがほとんどない作品なのに、この映画はアカデミー賞作品賞にもノミネートされある意味衝撃的でした。
派手な演出があったり、物語に大きな起伏があったりするわけでわないですが、映画への集中力と没入感はMAXとなる作品です!
それと最強に痛さを感じる映画という事です。これ以上に痛さが伝わる映画はないんじゃないかと思います。
心臓が弱い人以外は、是非一度観てください!
----------
【自己評価】★★★☆☆(3.5点)
----------
今回紹介した『127時間』に近い映画で『リミット』という作品があります。この作品はデッドプールでブレイクしたライアン・レイノルズが主演で棺桶に入れられて土に埋められるというストーリーです。この映画はほとんど棺桶の中だけで話が進んでいきます。当時はかなりの衝撃作でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。