映画『そこのみにて光輝く』や『きみはいい子』で国内外から高い評価を受けた呉美保監督が、9年ぶりに長編映画を手がける。
コーダ(耳が聴こえない親を持つ子ども)としての生い立ちをもつ作家・五十嵐大による実録ノンフィクション「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」が原作です。
主演には吉沢亮、共演に忍足亜希子やユースケ・サンタマリア、でんでんなど実力派俳優が揃い、注目を集めています。
この記事では、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の魅力を伝えるべく
✅実話が基となっている感動作
✅吉沢亮が難役に挑んだ親子の物語
✅原作者・五十嵐大の地元がロケ地となった
以上のポイントを押さえつつ、「映画のネタバレなし」でファン必見の情報をたっぷりとお伝えします。
1.映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の作品情報
6月に行われた上海国際映画祭のコンペティション部門をはじめ、9月に開催される第43回バンクーバー国際映画祭のパノラマ部門、10月に開催される第68回ロンドン映画祭のコンペティション部門への出品が決まっている。
伝えられない思いが
あふれだす。
(公式サイトより引用)
上映日 | 2024年9月20日 |
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上映時間 | 105分 |
製作会社 | ワンダーラボラトリー/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ ほか(「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会) |
配給 | ギャガ |
1-1.映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』のあらすじ
宮城県の小さな港町で生まれた五十嵐大(吉沢亮)。
両親の陽介と明子が聴覚障害者であることから、大は二人の「通訳」をすることが当たり前と考えていたが、成長するに従って周囲から向けられる目に戸惑いといら立ちを覚える。
気丈な母親に対しても疎ましさを感じ、冷たい態度を取るようになった大は、20歳になると逃げるように東京へ出ていく。
数年後、帰郷した大は、母への気持ちの変化に気づく。
(シネマトゥデイより引用)
1-2.スタッフの紹介
監督 | 呉美保 |
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脚本 | 港岳彦 |
企画 | 山国秀幸/宮崎大 |
プロデューサー | 長澤佳也 |
撮影 | 田中創 |
音楽 | 田中拓人 |
ろう・手話演出 | 早瀬憲太郎/石村真由美 |
コーダ監修 | 稲川悟史 |
2.登場人物(キャスト)の紹介
2-1.主要な登場人物
主人公・五十嵐大…吉沢亮
宮城県の小さな港町で暮らす五十嵐家に生まれる。耳のきこえない両親から、沢山の愛を受けて育つ。
幼いころには両親のことを友達にからかわれたり、思春期には苛立ちのまま家族に怒りをぶつけたりしてしまうことも。
五十嵐明子…忍足亜希子
大の母。ろう者。
五十嵐陽介…今井彰人
大の父。ろう者。
河合幸彦…ユースケ・サンタマリア
編集プロダクション社長。
鈴木広子…烏丸せつこ
大の祖母。
鈴木康雄…でんでん
大の祖父。
2-2.ろう者俳優をキャスティングしている
監督の考えで初めからろう者の俳優をキャスティングする予定でした。手話も一つの言語と考えたようで、かたことの手話で演じるのに違和感があったようです。
監督は、「手話と出会って、気持ちというのは伝えなければ伝わらないと感じました」と撮影を振り返っています。
脚本に書かれたセリフをろう・手話演出さんに翻訳してもらい、コーダ監修さんに指導してもらうといった徹底ぶりで映画撮影されました。
主演の吉沢亮が、その繊細さをどのように演じたのかは本作最大の注目ポイントとなっています。
3.『ぼくが生きてる、ふたつの世界』のロケ地を紹介
2023年8月に宮城県内の塩釜市や利府町で撮影されました。監督の希望もあって、原作者・五十嵐大の出身地がメインのロケ地となりました。
3-1.阿武隈急行・梁川駅
映画の予告でも多くの電車のシーンで撮影されました。ホームのシーンは梁川駅(福島県伊達市)で行われました。
映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」
阿武隈急行がロケ地となりました
2024年9月公開までお楽しみにしてて下さい! https://t.co/KFIBVi5hsn— 阿武隈急行@公式 (@abukyu_sns) May 14, 2024
□〒960-0756 福島県伊達市梁川町青葉町
3-2.塩釜水産物仲卸市場
陸の海産物が集まるところで、日本有数の生マグロの水揚げ量を誇る港です。
映画『祈りの幕が下りる時』や『凪待ち』もこの場所で撮影が行われました。
□〒985-0001 宮城県塩竈市新浜町1丁目20−74
3-3.塩竈市立第二中学校
大が通った小学校・中学校のシーンを撮影しました。
□〒985-0084 宮城県塩竈市楓町2丁目10−1
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他にも利府町(浜田地区)の一軒家を使って、主人公・大の実家の撮影を行いました。
今後も情報が入り次第、更新していきます。
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