どうも、こんにちは。ズバ男です。
本日は『鴨川ホルモー』です。
この記事を読んでオニ語やルールを覚えてもらい、作品を楽しんでいただく手助けとなれば嬉しいです。
ロケ地の紹介もありますので、お気楽にどうぞ!
【作品情報】
2009年 113分 日本
人気作家、万城目学の同名ベストセラーを映画化した青春コメディー物語。
スタッフ
◇監督・・・本木克英
[プロフィール] 富山県出身/1963年12月6日
1998年『てなもんや商社』で監督デビュー。
『釣りバカ』シリーズの11作目~13作目のメガホンをとり、2007年には水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』を実写映画化した。
2009年に本作『鴨川ホルモー』、2014年の『超高速!参勤交代』がヒットした。
◇脚本・・・経塚丸雄
[プロフィール] 神奈川県出身
2001年に映画『連弾』で脚本家デビュー。
2009年に本作『鴨川ホルモー』、2014年には『THE LAST-NARUTO THE MOVIE-』などがある。
脚本家以外に時代小説家でもある。
主要なキャスト
◇山田孝之/役名:阿部明
[プロフィール] 鹿児島県出身/1983年10月20日
1999年にTVドラマ『サイコメトラーEIJI』で俳優デビュー。
2001年のNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』、2003年ドラマ版『ウォーターボーイズ』で注目を浴びる。
その後も数々の映画やドラマに出演し、作品ごとに徹底した役づくりで実力は俳優の中でも異彩を放つ。
2010年には米ハリウッド・レポーター誌の「世界の注目俳優10人」に選ばれた。
個人的には、『勇者ヨシヒコ』と『闇金ウシジマくん』が印象的ですね。
◇栗山千明/役名:楠ふみ
[プロフィール] 茨城県出身/1984年10月10日
ティーン誌向け雑誌のモデルをしていた。1999年から女優として活動。
2003年に映画『キル・ビル Vol.1』でハリウッドデビューを果たす。
その後も数多くの映画やドラマに出演する。
歌手として自身の出演する作品の主題歌を担当したり、ハリウッド映画の日本語吹き替え版キャストにも起用されるなど幅広く活動している。
◇濱田岳/役名:高村幸一
[プロフィール] 東京都出身/1988年6月28日
1998年TVドラマ『ひとりぼっちの君に』でデビュー。
伊坂原作×中村監督作品の映画2006年に『アヒルと鴨のコインロッカー』で注目を浴び、以降、2009年『フィッシュストーリー』、2010年『ゴールデンスランバー』、2012年『ポテチ』といったに欠かせない俳優となった。
それ以降も数多くの映画やドラマに出演している。
auのCM、金ちゃん役でも人気になった。
【あらすじ】
二浪の末に京都大学に入学した安倍は、ひょんなことから、1000年前から伝わる“オニ”と呼ばれる生き物を使った謎の競技“ホルモー”を繰り広げるという怪しいサークル“京大青竜会”に入部。当初は半信半疑のまま、先輩に言われるままに“オニ”を使役するための特訓に明け暮れる安倍だったが……(映画.comより引用)
【みどころ】
◇その1:謎のサークル「青竜会」とは?
主人公の阿部明は二浪の末、ようやく京都大学に入学した。
ひょんなことから「京大青龍会」に入会してしまうのですが、この「京大青龍会」の正体、鬼や式神を駆使して戦う謎の競技「ホルモー」のサークルだということがわかってきます。
「ホルモー」という競技は京都の4つの大学でリーグ戦を行う。
・東:京都大学青竜会
・西:立命館大学白虎隊
・南:龍谷大学フェニックス
・北:京都産業大学玄武組
そして、京都の他大学の「ホルモー」サークルの面々と戦うことに・・・。
◇その2:「ホルモー」とは何?
「ホルモー」とはオニ(式神)を使い、勝敗を競うもの。
名前の由来は勝負のクライマックスに発せられる雄叫びである。
◇その3:「ホルモー」のルール
①京都市内で行うこと。その際は道路やオニを扱う神社で行うことは禁じられている。
②”オニ”を使う人に触れてはいけない。故意に触った場合は反則負けとなる。
③新入生には「ホルモー」の存在は祇園祭まで教えてはいけない。
④サークル内で仲間割れなどで存続が難しい場合は、チームを分割できる。
発動した者と支持者にはペナルティが課せられる。
なお、1人が使役するオニは倍の200匹になる。
1サークルがチームを分割した場合、残りのサークルも強制的にチームを分割させられ、同じサークル同士で対決することにもなる。
◇その4:「オニ語」の紹介
オニ使いはオニ語で彼らに命令せねばならず、なぜか奇妙なポーズをつけながら命令しなければいけない。
~基本のオニ語一覧~
・「ぐああいっぎうえぇ」攻撃の際の基本語
・「ふぎゅいっぱぐぁ」止まれ
・「ぎゃらぎゃらくうお」まわり続けろ
・「ぼごぎぐぇげぼっぼっ」待て
・「ぐぇげぼっ」追え
・「くぉんくぉん」走れ
・「べけっ、くぉんくぉん」前線、走れ
・「バゴンチョリー」取り囲め
・「ゲロンチョリー」ぶっ潰せ
・「アガベー」飛びかかれ
他にもあると思いますが、これぐらいでご勘弁を・・・(笑)
◇その5:ロケ地はどこ?
映画『鴨川ホルモー』のロケ地(撮影地)は京都市内で行われました。
主なロケ地をご紹介します。
・ロケ地:賀茂別雷神社 上賀茂神社
(主人公の阿部が葵祭のアルバイトで訪れた場所)
・ロケ地:鴨川デルタ
(阿部と高村が練習していた場所)
・ロケ地:吉田神社
(京都大学青竜会が「吉田代替りの儀」で裸踊りをした場所)
他にも京都市内いろんな場所で撮影したようです。
どこも風情があり、魅力的な場所なので映画の聖地巡礼も兼ねて旅行するのもいいですね。
【感想】
オニに命令する時に真面目に奇妙なポーズをとるのが面白すぎる。
山田孝之の真剣な顔で奇妙なポーズは吹いちゃいました(笑)
最後の方はなぜかカッコよく見えてきたので、自分にビックリです。
CGのオニもみている内に愛着がでてきて、可愛かったです。
ほぼ原作通りなのですが、高村(濱田岳)がイメージと違ったのが少し残念でした。
もっと、青春作品寄りにしても良かったかなと思いました。
原作はかなりコミカルな文体で言葉のチョイスも奇抜なのですが、映画は作品自体に若干コメディ色を出しすぎた感があったかなと思った。
悪くはないが少しテイストが変わってしまっていた。
キャストもかなり豪華で演技派の方が多く、その点は安心してみれた。
音楽も主題歌の「Base Ball Bear」『神々 LOOKS YOU』は清涼感があるメロディーで最高に良かったです。青春ですねー!
【自己評価】★★★☆☆(3.5点)
【まとめ】
この映画はぜひ字幕ONでご鑑賞してください。
面白さが飛躍的に上がります(「ゲロンチョリー」!)
作中にでてくる京都の町並みもみどころの1つですが、京都だったらこんなファンタジーも起きるんじゃないかと思わせますよね。
原作のスピンオフ的作品の『ホルモー六景』をみると面白さが倍増しますよ!おすすめです!!
ちょんまげの秘密もわかります。
万城目学さん小説原作の映画は他にも『偉大なる、しゅららぼん』、『プリンセストヨトミ』があり、本作が気に入った方ならおすすめ映画です。
どちらも万城目ワールド全開の作品です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。