どうも、こんにちは。
本日は『罪の声』を観る前に知るべき5つのことです。
予習用にお役にたてれば幸いです。
※完全に”ネタバレなし”なのでご鑑賞前の方も安心してお読みいただけます。
映画を観た方にはネタバレありの徹底解説用記事もありますのでどうぞ!
2020年10月30日公開の映画『罪の声』は塩田武士の同名小説を映像化したもので、1984年、1985年に起きたグリコ・森永事件をモチーフにした作品です。
【予習1】『罪の声』は実話なのか?
◆原作者 塩田武士(しおた たけし)について・・・
[プローフィール] 兵庫県出身/1979年4月21日生まれ
高校生の時には漫才コンビをするほど人を楽しませることが好きな人です。
大学生の頃から作家を目指して、創作活動をしていた。
卒業後も新聞社に勤務しながら、12年間新人賞に応募し続けた。
2010年に新聞社で将棋担当者としての経験を活かし執筆した、『盤上のアルファ』が小説現代長編新人賞を受賞し、2011年に同作で作家デビューした。
(『盤上のアルファ』は2019年にNHK BSプレミアムで全4回のドラマとして実写化された。)
その後2012年に新聞社を辞め、専業作家となる。
2016年にこの映画の原作となる『罪の声』で山田風太郎賞し、2016年「週刊文春ミステリーベスト10」で1位に選ばれ、注目されるようになった。
◆小説『罪の声』について・・・
塩田武士は大学時代にたまたま、 ”グリコ・森永事件” についての書籍にあった、犯行に使われた ”子供の声” の事実を知り、自分と同年代であろうその子供について関心を抱き いつか題材にした小説を書きたいと思ったようです。
この小説を執筆するにあたり作者は1984年~1985年の新聞をすべて読み、事実に近い作品にしたようです。
基本この作品はフィクションとして描かれているが、事件の発生日時や場所、挑戦状や脅迫文、報道内容は史実とおり書いてあるとの事です。
【予習2】監督と脚本は逃げ恥タッグ!
◆監督・・・土井裕泰
[プロフィール] 広島県出身/1964年4月11日生まれ
TBSに入社し、数々のTVドラマの演出や映画監督として携わり『TBSのエース』とよばれる人です。
[ドラマ代表作] 『愛していると言ってくれ(1995)』、『ビューティフルライフ(2000)』、『逃げるは恥だが役に立つ(2016)』『カルテット(2017)』など
[映画代表作(監督)] 『いま、会いにいきます(2004)』、『涙そうそう(2006)』、『麒麟の翼(2011)』、『ビリギャル(2015)』など
◆脚本・・・野木亜紀子
[プロフィール] 東京都出身/1974年
映画『図書館戦争(2013)』が大ヒットし、高く評価されるようになった。その後はTVドラマ『逃げるは恥だが役に立つ(2016)』や『重版出来!(2016)』、『アンナチュラル(2018)』など数多くの作品でも評価されている人気脚本家である。
特に原作を活かす作品作りは非常に高い評価を受けている。
[ドラマ代表作] 『逃げるは恥だが役に立つ(2016)』、『重版出来!(2016)』、『アンナチュラル(2018)』、『MIU404(2020)』など
[映画代表作] 『図書館戦争』シリーズ、『俺物語!!(2015)』、『アイアムヒーロー(2015)』
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数多くのドラマや映画で大ヒット作を作り出しているお二人は、『逃げるは恥だが役に立つ(2016)』をはじめ、『重版出来!(2016)』や『掟上今日子の備忘録(2015)』、『空飛ぶ広報室(2013)』といった作品でタッグを組んでいます。
タイトルをみただけで分かるように、ドラマの中でも好評価を受けた作品ばかりです。これは、本作も大いに期待できますね!
【予習3】キャスト紹介
◆主要キャスト
◇小栗旬/役名:阿久津英士
主役の1人で、新聞記者をしている。昭和最大の未解決事件の特別企画班に選ばれて、残された証拠をもとに取材をすることになった。
◇星野源/役名:曽根俊也
京都でテーラーを営んでいる。ある日、父の遺品からあるカセットテープをみつけ、聞いてみると聞こえてきたのは、小さい頃の自分の声だった。なんとその音声は、30年以上前に未解決事件で使われた声と全く同じものだった。
◇松重豊/役名:水島洋介
新聞社の広告子会社の社長。昔、大阪本社社会部次長を務め、30年以上前の事件当時は大阪府警察担当だった。その当時の資料を阿久津に提供する。
◇古館寛治/役名:鳥居雅夫
新聞社大阪本社社会部の事件担当デスク。今回の事件を企画発案した人物。
◇宇野祥平
◇篠原ゆき子
◇原菜乃華
◇阿部亮平
◇尾上寛之
◇須藤理彩
◇市川実日子
◇火野正平
◇宇崎竜童
◇梶芽衣子
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映画初共演の主役2人をはじめ、実力派の役者さんが勢ぞろいした。
これほどの出演者が揃う作品もそうそうないですよ、注目は宇崎竜童さんです。
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⠀/ #罪の声人物メモ俊也(#星野源)の伯父。
ヨーロッパと京都を行き来していたため、
俊也に伯父の記憶はほとんどない。
現在はイギリス在住。#罪の声 #10月30日公開 pic.twitter.com/ngqqedwzTC— 映画『罪の声』公式 (@tsuminokoemovie) September 18, 2020
【予習4】ロケ地はどこ?
この作品のモリーフとなった「グリコ・森永事件」が起こった、大阪府や兵庫県でも撮影されたようです。
◆ロケ地1:テーラー曽根
京都府京都市知恩院古門前ー白川沿いの散策道の空き地
◆ロケ地2:大阪各所
大阪ではいろんな場所でロケしたようで、北区中之島の水晶橋や道頓堀などでも撮影されていた。多くの場所で撮影されたようで作品内でもわかるかも!
10月30日公開予定の映画『罪の声』。大阪弁護士会館はロケ地の1つです。♯罪の声 pic.twitter.com/kgRKuzG56r
— 大阪弁護士会 (@Osaka_Bar_Info) September 26, 2020
◆ロケ地3:千葉県/学生デモのシーン
千葉県茂原市市役所
ロケ地として大人気の千葉県茂原市。その魅力は意外な理由です。20年以降に公開される映画では「浅田家!」(二宮和也さん主演)や「罪の声」(小栗旬さん、星野源さん主演)も茂原市内で撮影しています。https://t.co/T5amXkUetQ
— 毎日新聞 (@mainichi) February 21, 2020
紹介したいロケ地以外には、兵庫県や岡山県、イギリスのヨークなどでも撮影されたようです。
【予習5】どんな内容なの?(ネタバレなし)
映画『罪の声』予告【10月30日(金)公開】
平成が終わろうとしている頃、新聞記者の阿久津英士は、昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、30年以上前の事件の真相を求めて、残された証拠をもとに取材を重ねる日々を送っていた。その事件では犯行グループが脅迫テープに3人の子どもの声を使用しており、阿久津はそのことがどうしても気になっていた。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中にカセットテープを見つける。なんとなく気になりテープを再生してみると、幼いころの自分の声が聞こえてくる。そしてその声は、30年以上前に複数の企業を脅迫して日本中を震撼させた、昭和最大の未解決人で犯行グループが使用した脅迫テープの声と同じものだった。(映画.comより引用)
原作者の塩田武士はこの作品(小説)を書くまでに構想15年以上掛かった。
犯行に使われた子供の声に焦点をあてたのは、作者自身がその子供と同年代でその子がまだ生きていたとしたら・・・という思いから、その声の子供が大人になっていたらという新しい視点の描き方をしている。
【まとめ】
最後まで読んでいただきありがとうございました。