映画『法廷遊戯』は、第62回メフィスト賞を受賞した作家・弁護士の五十嵐律人さんによる法廷ミステリー小説を原作とする映画です。
監督は『神様のカルテ』や『トワイライト ささらさや』などの深川栄洋さんで、主演はking&princeの永瀬廉さん。共演は杉咲花さん、北村匠海さんと若手最注目の3人が揃った話題作です。
この記事では原作小説ファンや映画ファンにも映画『法廷遊戯』の魅力を伝えるべく、必見の情報が盛り沢山となっていますので、是非最後まで読んで映画の魅力をより深く味わってください。
1.原作小説について
1-1.原作者・五十嵐律人について
五十嵐律人さんは東北大学の法科大学院を修了後に司法試験に合格し、裁判所書記官として働きましたが、そこで出会った様々な人たちの想いから弁護士ヘと転身しました。
中学生の頃から憧れていた小説執筆を司法修習生の間にも継続し、2020年に『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞し作家デビューを果たします。
法律に興味がない人にも法律の魅力が届く小説を目指すべく、今後もたくさんの小説を執筆していくことでしょう。
1-2.原作小説「法廷遊戯」の概要
この小説は二部構成で描かれています。
第一部の「無辜ゲーム」では、ロースクール時代を舞台に自分たちのルールで行う模擬裁判。第二部は「法廷遊戯」として、ロースクール卒業後を舞台に本当の法廷での裁判のおはなしで展開されます。
作中では法律の用語が多く出ており、法律家的な論述描写で描かれる部分がありますが、分かりやすく解説もされているので安心してサクサク読み進めていけます。
1-3.主要な登場人物人の紹介
1-3-1.主人公・セイギ(久我清義)
大学卒業後に即独弁護士(司法研修が修了し、弁護士登録と同時に、即独立して、事務所を開設する弁護士のこと)となる。
児童保育施設出身で「非行歴」がありますが、法律家として熱意がある人物。
1-3-2.織本美鈴
美鈴も児童保育施設の出身で同じロースクールの出身です。清義とはある秘密を抱え合う関係で強い信頼関係で結ばれています。
1-3-3.結城馨
セイギや美鈴と同じロースクールに通った仲間で、後に法学家となる。将来有望な人物だったが死んでしまう。
馨の父親は過去に冤罪により自殺していた。この事から冤罪に対する復讐心が強かった?
2.映画『法廷遊戯』の作品情報
暴いてはいけない死の秘密
〈弁護士〉〈被告人〉〈死者〉
になった3人の究極の決断(公式サイトより引用)
上映日 | 2023年11月10日 |
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上映時間 | 97分 |
制作 | MMJ |
制作幹事・配給 | 東映 |
2-1.映画『法廷遊戯』のあらすじ
セイギ(永瀬廉)、彼の幼なじみの美鈴(杉咲花)、馨(北村匠海)らの通うロースクールでは、「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判が行われていた。あるときクラスメートに過去の出来事を告発されたセイギは、異議を申し立てるために美鈴を弁護人に指名して模擬裁判に臨む。
ロースクール卒業後、セイギは弁護士、馨は法学の研究者になっていたが、ある日、セイギは無辜(むこ)ゲームを再び開くという馨に呼び出されるが、そこで彼が目にしたのは馨の死体と、その隣でナイフを手にした美鈴の姿だった。。
(シネマトゥデイより引用)
2-2.スタッフの紹介
原作 | 五十嵐律人「法廷遊戯」 |
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監督 | 深川栄洋 |
脚本 | 松田沙也 |
撮影 | 石井浩一 |
音楽 | 安川午朗 |
主題歌 | King&Prince「愛し生きること」 |
2-3. 主要な登場人物の紹介
役柄 | 俳優 |
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久我清義 | 永瀬廉 |
織本美鈴 | 杉咲花 |
結城馨 | 北村匠海 |
藤方賢二 | 戸塚純貴 |
奈倉哲 | 柄本明 |
釘宮昌治 | 生瀬勝久 |
佐久間悟 | 筒井道隆 |
沼田大悟 | 大森南朋 |
メインキャストは若手最注目となる3人が揃いました。さらにベテラン勢は実力ある個性派俳優さんたちが揃いました。
2-4.映画版の製作情報と見どころ
・現役弁護士が描いたリアルな法廷ミステリーは激アツ!
・二部構成で描かれた原作をどのように再構築されるか
・どんでん返しが繰り返される衝撃作に視聴者は虜になるはず
・人気若手俳優と実力派ベテラン俳優陣の演技合戦にも注目!
現役弁護士にしか描けないリアルな法廷ドラマに人気若手俳優3人が挑む!最後の最後まで繰り返されるどんでん返しに、嘘と真実の境界線を分からなくなる衝撃作です。
原作は二部構成となっているが、映画では97分という尺に収めるためにどのようなアイデアを施しているのか、注目が集まります。
3.『法廷遊戯』のロケ地を紹介
2022年10月中旬から1か月半掛けて関東各所で撮影されました。2022年10月というと、主演の永瀬廉さん出演ドラマ『新・信長公記』が終わってすぐの撮影だったようです。
3-1.埼玉県「西武文理大学」
映画の中で登場する「法都大」はココです。
□〒350-1336 埼玉県狭山市柏原新田
3-2.静岡県「小山フィルムファクトリー」
この場所は永瀬廉さん主演のドラマ『新・信長公記』もココで多くの撮影が行われました。
本作では、児童養護施設のシーンを撮影しました。
この場所は映像制作のメッカを目指しており、かなり多くのドラマや映画などを撮影に使われています。>>NPO法人小山町フィルムコミッション
□〒410-1313 静岡県駿東郡小山町竹之下599
3-3.栃木県「丸彦製菓大谷洞窟」
作中では、『無辜ゲーム』など大学の地下室のシーンが撮影されました。
この場所は、映画『カイジ ファイナルゲーム』でもロケ地として使われました。
□〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町909
※丸彦製菓大谷洞窟は一般公開されていませんが、大谷資料館は公開されてます。
3-4.横浜市中区福富町西通
エンドクレジットに撮影協力「ハマロケ」とあったので調べたところ、劇中で清義演じる永瀬廉さんが沼田演じる大森南朋さんを追いかけるシーンでした。
□〒231-0042 神奈川県横浜市中区福富町西通
3-5.関東鉄道(茨城県)
車両を貸し切っての大掛かりの撮影が行われました。この撮影でオールアップとなりました。
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上記以外に判明しているロケ地としては「横浜(美鈴のアパート)」、「小金井リハビリテーション」、「西湖津原キャンプ場」です。
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