どうも、こんにちは。ズバ男です!
この記事は映画『ジェミニマン』がなぜ大赤字となる作品になってしまたのか?を映画の見どころとネタバレなしの感想を交えて紹介をするものです。
この映画の自己評価は2.5点(5点満点)です。
興行収入が大赤字となった原因を中心に、作品の見どころと感想を交えて書いていきますので最後までお付き合いください。
この記事は極力ネタバレなしで映画の魅力を紹介をするものです。すでに観たあなたも まだ観ていないあなたも これを読めばこの作品が120%面白くなります。
【作品情報】
2019年 117分 アメリカ G
『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』などのアン・リー監督がメガホンをとり、ウィル・スミスが異色の一人二役を演じたSFアクション話題作。
【あらすじ】
映画『ジェミニマン』日本版特報
腕利きのスナイパーとして、その名をとどろかせるヘンリー(ウィル・スミス)は、政府からのミッションに臨むが、正体不明の人物から襲撃を受ける。自分の動きや考えを見越しているだけでなく、バイクを使った武術を繰り出す襲撃者にヘンリーは苦戦を強いられる。やがてヘンリーは襲撃者を追い詰め、襲撃者の正体が若いころの自身のクローンだと知る。(シネマトゥデイより引用)
【スタッフの紹介】
◇監督:アン・リー
◇製作:ジェリー・ブラッカイマー/デビッド・エリソン/ダナ・ゴールドバーグ/ドン・グレンジャー
◇製作総指揮:チャド・オマン/マイク・ステイソン/ブライアン・ベル/グォ・グワンチャン/ドン・マーフィ
◇原案:ダーレン・レムケ/デビッド・ベニオフ
◇脚本:ダーレン・レムケ/デビッド・ベニオフ/ビリー・レイ/ダーレン・レムケ
◇撮影:ディオン・ビーブ
◇美術:ガイ・ヘンドリックス・ディアス
◇衣装:スティラット・アン・ラーラーブ
◇音楽:ローン・バルフェ
【キャストの紹介】
※ 緑が役名、黒が俳優名
◇ヘンリー・ブローガン:ウィル・スミス
◇ジュニア:ウィル・スミス
◇ダニー・ザカレウスキー:メアリー・エリザベス・ウィステッド
◇クレイ・ヴェリス:クライヴ・オーウェン
◇バロン:ベネディクト・ウォン
◇ジャック・ウィリス:ダグラス・ホッジ
◇ジャネット・ラシター:リンダ・エモンド
◇デル・パターソン:ラルフ・ブラウン
【なぜ大赤字となったのか?】
ウィル・スミスが異色の一人二役に挑戦したことが話題となったこの映画がなぜ7500万ドル(約80億円)という大赤字となったのか検証していきます。
【理由1】公開のタイミングが悪かった
公開前からかなり注目されていたのだが、公開するタイミングが悪すぎましたね。なぜかというと、『ジョーカー』というモンスター級の作品が世界的に大旋風を巻き起こしている真っ最中だったからです。
この頃の映画界は『ジョーカー』一色でしたからね。ちょっとタイミングが悪かったのも一因しています。『マレフィセント2』も同時期に公開してましたしね。
何にしてもタイミングが超悪かったです・・・。
【理由2】20年前に公開していればヒットしていた
この作品はもともとディズニーが権利を持っていて、1990年代にトニー・スコットやカーティス・ハンソンなどが関わってプロジェクトが進んでいたんです。しかし再現するための技術力が不足しているなどの理由から20年越しに完成させた作品だったんです。
その20年の間に他の作品でCGを使った若返りの映画が多数公開されましたからねー。あまり目新しさがなかったのかもしれません。
それと今作は、120FPS、4K、3Dをフルに使った映像にこだわり抜いた作品だったんですが、あまりにも高いこのフレームレートに対応する劇場がアメリカに少なかったのも原因といてありそうです。
映像にこだわり過ぎなのもいいが、アメコミ映画の台頭でそれ自体が薄れて見えたのが最大の理由なのかもしれませんね。
【みどころ紹介】
フルCGの20代ウィル・スミスの演技に注目!
この映画の最大のみどころは、フルCGで再現した20代のウィル・スミスでしょう。2つの世代のウィル・スミスが対決するアクションシーンは最高に興奮しました!
さらに凄いのはこの20代のウィル・スミスは、現在のウィル・スミスが演じた映像を取り込み、完全デジタルで構築したものなんです。
ウィル・スミス本人も20代の動きを意識して演技したようで 、体の動きを若々しくするのはもちろんこと、演技力までも若い頃を意識して演じたようですよ。
共闘するメアリー・エリザベス・ウィステッドがハマり役!
命を狙われるウィル・スミス扮するヘンリー・ブローガンに協力していっしょに戦っているのは、ダニー・ザカレウスキー役を演じたメアリー・エリザベス・ウィステッドです。これが何ともハマり役で無くてはならない存在となっていましたね。
彼女は映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』にヘレナ・ベルティネリ(愛称:ハントレス)で出演しています。この作品でもいい味出していましたよー。「クロスボウキラー」って言われると怒る所なんかは最高です。
今後も数多くの映画に出演すると思いますので、今からチェックしてみてくださいね。
【感想とまとめ】
公開当時、主演のウィル・スミスは3Dでの映画鑑賞を推奨していたようです。私自身この映画は劇場では観れてないんですよね。もし、劇場でしかも3Dで観ていたら印象が違っていたかもしれません…。
映画界の巨匠であるアン・リーの演出はきちんと人物描写を描いており、アクションシーンとのバランスも絶妙でした。
しかし、その絶妙さが本当に伝わるまでのストーリーに深みがなかったように感じました。
フルCGによる20代のウィル・スミスの映像を楽しむものになってしまっていた。
もちろん大きな見どころとなっているのは分かるんですが、あまりにも映像を見せるための演出が多すぎたかなと思いました。
元も子もないですが、これだったら息子のジェイデン・スミスを出演させるのもありなんじゃないかと思っちゃいました。
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【自己評価】★★☆☆☆(2.5点)
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最後まで読んでいただきありがとうございました。