どうも、こんにちは。ズバ男です!
今回は、『山田悠介原作の映画おすすめランキング』ということで、山田悠介の小説を映画化したものの中からおすすめをランキング形式で紹介していきます。
※ランキングは私の独断と偏見によるものですので予めご了承ください。
【山田悠介さんの紹介】
[プロフィール]
東京都出身/1981年6月8日生まれ/O型
[代表作]
『リアル鬼ごっこ(2004)』、『×ゲーム(2007)』、『パズル(2007)』、『スイッチを押すとき(2008)』、『その時までサヨナラ(2012)』など
[経歴]
学生時代までは本をほとんど読むことがなかったようです。
高校卒業後にアルバイトをしながら執筆活動をし始めると、『リアル鬼ごっこ』を自費出版で刊行した。
半年ほどで1万部を突破し、その後は映画化もされ累計200万部を超える大ヒット作となった。
2作目となる『@ベイビーメーカー』が10万部を超えるヒットとなると、その後も次々とヒット作を出し続ける。
現実ではありえない設定と奇天烈な発想力からなるストーリーで10代を中心に人気を集める。
[作風]
・代表作の『リアル鬼ごっこ』のようなホラー要素強めのサスペンス系またはデスゲーム系の作品が多く、読んでいる人の恐怖心をあおるような作品づくりが魅力的です。
その一方でシンプルに感動できる作品も多数出版されていて、高評価を得ている。
・自費出版出身作家としては異例のヒット作家として中高生を中心に若い世代から絶大なる支持があるが、それ以上の大人からはあまり認知されていない面もある。特に初期作品については文章力が未熟であったため懐疑的意見も多い。
しかし、それこそが山田悠介作品の最大の魅力である”カンタンな文章”でつくられた作品づくりとなっていて、読者もそれがストレスなく読めると好評価の要因となっている。
【 ランキング5位~1位】
5位『パズル』
2014年 85分 R15+
◆監督/脚本・・・内藤瑛亮(ないとうえいすけ)
◆脚本・・・佐々木誠
◆主要キャスト・・・夏帆/野村周平/高橋和也/八木さおり/佐々木心音
【あらすじ】
とある高校で女子高生・中村が屋上から飛び降りる事件が発生した。それから1カ月後、奇妙なマスクをした集団が学校を占拠すると妊娠中の女教師が監禁され理事長と3人の男子生徒が失踪してしまう。そんな中、一命を取り留めた中村は同級生の湯浅からある封筒を託された。封筒の中身には事件の鍵となるパズルのピースが入っていた。
【映画情報サイトの評価】
Filmarks 2.7点
映画.com 2.9点
YAHOO!映画 2.2点
【短評】
R15指定になる作品だけあって、トラウマ級のグロい暴力シーンが多くあるので視聴には注意が必要です。
しかし映像のインパクトのわりにあっさり目のテイストなので、かなり観る人を選ぶ作品となってしまっている。
ちょっと中途半端で個人的にはもっと心理的恐怖をあおる描写を増やした方がわかりやすい作品で良かったと思う。
良くも悪くも山田悠介ワールドを表現していますが、ストーリー展開は原作の方がかなり良いので是非原作を読んでから映画をご鑑賞ください。
4位『ライヴ』
2014年 105分 R15+
◆監督・・・井口昇
◆主要キャスト・・・山田裕貴/大野いと/森永悠希/入来茉里/森田涼花
【あらすじ】
ある日、フリーター直人に謎の男から山田悠介の小説『ライヴ』が届けられた。それと同時に母親が何者かに拉致されている動画がケータイに届き、謎の男から電話が掛かってきた。母親を助けたければ小説の内容をヒントにあるレースを完走しろというのだ.。直人は事情がつかめないままレースはスタートしてしまう。
【映画情報サイトの評価】
Filmarks 2.7点
映画.com 3.0点
YAHOO!映画 2.6点
【短評】
原作本そのものが劇中のレースの攻略本として登場するのは画期的アイデアだと思いました。レース参加者が原作本持ってるシーンは何か笑えますよ。
この映画は過去の山田悠介作品に比べるとキャストが結構豪華でそこの部分だけでかなり見どころとなると思います。
ただしB級映画として観ないと「あれ…」ってなりますよ(笑)
グロいシーンが多くあるがツッコミどころ満載で笑えるブラックジョークがあり、かなりお馬鹿映画となっている。思い切り割り切って観ると楽しめますよ!
3位『リアル鬼ごっこ(2007)』
2008年 98分
◆監督/脚本・・・柴田一成
◆主要キャスト・・・石田卓也/谷村美月/大東駿介/松本莉緒/吹越満
【あらすじ】
国王が独裁するもう一つの日本では、最も多い苗字”佐藤”さんが相次いでなくなるという事態が発生していた。ある日”佐藤”翼は対立する不良グループとの追走劇中に異世界に紛れ込んでしまう。そこでは”佐藤”性を持つ人々が命がけの鬼ごっこを強制させられていた。
【映画情報サイトの評価】
Filmarks 2.4点
映画.com 2.6点
YAHOO!映画 2.3点
【短評】
原作は山田悠介さんのデビュー作にして最大のヒット作、そして代表作です。この小説を原作にした実写作品はかなり作られていますが、正直どれもパッとしませんね。
どの作品もそれなりに個性があり色んな意味で楽しめるんですが、原作小説のフルスピードの中にある恐怖感がどれも足りないですね。
前半部分まではかなり引きこもれる内容で楽しめましたが、後半部分は観る人を選ぶとしか言えない内容でした…..。
山田悠介の代表作『リアル鬼ごっこ』の実写作品を観たことない人はまずこれを観てください。若い人におススメの映画です!
2位『その時までサヨナラ』
2010年 113分
◆監督・・・初山恭洋
◆脚本・・・旺季志ずか
◆主要キャスト・・・北村一輝/栗山千明/河相我聞/大塚シノブ/佐戸井けん太
【あらすじ】
別居中だった妻を突然の事故で失った大手出版社に勤務する森悟。そして残されたのは息子の裕太だった。それに対し、悟は自分の私生活の邪魔となると感じて他の人に裕太を預ける決意をしていた。そんなある日、悟に妻の親友を名乗る宮前春子が現れた。春子は悟を家庭人にするために来たというのだ。悟はかなり煩わしい存在と考えていたが、自分の仕事のミスをきっかけにその状況が変わり始める。こうして謎に満ちた生活が始まる。
【映画情報サイトの評価】
Filmarks 2.9点
映画.com -点
YAHOO!映画 3.2点
【短評】
この作品はWOWOWのオリジナルドラマ・ドラマWとして製作されたものです。
原作小説がかなり好きでこの作品を観たのですが、役者さんの演技力と演出部分は良かったので素直に評価したい作品でした。
ただし、テンポの悪さとBGMのセンスが少し微妙だったかもです。
作品自体が素晴らしいので、ファンタジー系の泣ける作品を探している人にはかなりオススメです!是非観てくださいね!!
1位『スイッチを押すとき』
2011年 110分 PG12
◆監督・・・中島良
◆脚本・・・岡本貴也
◆主要キャスト・・・小出恵介/水沢エレナ/佐野和真/真司郎/仲野太賀(太賀)
【あらすじ】
2026年。国は多発する自殺の原因を探るという目的のため、異常なプロジェクトを立ち上げた。それは10歳になる子どもたちを監禁し、自殺装置のスイッチをもたせて自殺に至る経緯を観察するというものだった。多くの子供達が精神的苦痛に耐えきれず自殺していく中、6人の子どもたちは7年もの間生き延びていた。そんな彼らのもとに赴任してきたのは看守の南だった….。
【映画情報サイトの評価】
Filmarks 2.7点
映画.com 3.0点
YAHOO!映画 2.4点
【短評】
山田悠介作品の中で1番泣ける小説が原作の映画。原作とは少し違っていたが世界観は伝わっていたと思う。キャストも豪華で音楽も最高だった。
設定はめちゃくちゃに感じるが、意外とリアルさを感じる皮肉的な内容に悲しくなる。恐怖の中にある切なさに悲しくなり泣けました。
原作を読んでない人は是非読んでください。これぞ山田悠介さんの真骨頂となる作品です!
【まとめ】
いかがでしたか?
デスゲーム系の作品が多いイメージの山田悠介さんですが感動モノの作品も意外に多くあり、実写化された作品の中でも感動モノが何作品かあります。
その感動も一風変わった設定で描かれていて、山田悠介ワールドらしい恐怖の中に切なさや悲しさが上手く表現されている。ある意味他の作家さんと一線を画した存在です。
中高生を中心に10代から大人気だが、40代以上などの大人世代からは小説に書かれている文章力などから一部否定的な意見もある。
しかし、それこそが山田悠介最大の魅力で今までの日本語にとらわれず新しい日本語を普段しゃべっているような”カンタンな日本語”で書かれています。
そのため慣れてくると恐ろしく早く読むことが出来ますよ。例えると、お化け屋敷をジェットコースターで駆け抜けるような。そんな小説です。
しかし、実写化された作品の中には山田悠介さんの書いた小説の良さを表現している作品はあまりなく少し残念でした。
小説自体にも登場人物の心理描写があまり描かれていないのが原因なのか、小説と映画の違いに違和感を覚える作品が多いです。
オススメは原作小説でストーリー内容を補完して、映画を楽しむと作品の魅力も倍増して山田悠介ワールドを堪能できます!
今後も違う小説家さんで勝手にランキングをしたいと思いますので、その際は是非読んでくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。