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映画『大名倒産』気になるロケ地やキャストなどをネタバレなし解説!

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この記事では、映画『大名倒産』に関する情報を紹介します。

原作小説の概要や作者である浅田次郎さんについて、映画のスタッフやキャストの紹介、そしてロケ地についても詳しく解説しています。

この作品の魅力は、借金返済のため奮闘する主人公の姿や、個性的で愉快な仲間たちの支えによって繰り広げられる絶体絶命のピンチから起きる奇跡の数々にあります。

この記事を読んで、映画『大名倒産』の世界を存分に味わってください。

1.『大名倒産』について

1-1.小説『大名倒産』の概要

『大名倒産』は、浅田次郎さんによる時代小説で、泣きどころ、笑いどころが満載のエンタメ長編小説です。

積もりに積もった大借金に先代は、縁の薄い末息子(小四郎は)に腹を切らせて御家幕引きをはかる。いきなり家督を継ぐと財政状況は火の車で、倒産寸前・・・。小四郎は藩を立て直すため奔走する。

金がなくても、親に見捨てられても、諦めず知恵を絞るお殿様と健気な家来たちの姿。そして、偶然にも改心を迫られた貧乏神までが力を貸すことになる。

さらには、七福神までが出てきて・・・。次から次へと急展開する物語は、笑いあり涙ありで、奇跡も起きる!?

小説の舞台となる、丹生山松平家は架空の大名家ですが、越後国丹生山は越後国村上(現在の新潟県村上市)をモデルとしています。

 

1-2. 原作小説の評価や批評について

原作小説は高く評価されており、多くの人から「面白い」「読み応えがある」「歴史に興味がなくても楽しめる」といった評価を受けています。読書メーターに投稿された約337件の感想・レビューから、76%の人が高評価をつけています。(2023年3月時点)

 

2.映画『大名倒産』の作品情報

2-1.映画版の概要と製作情報

映画『大名倒産』は、ベストセラー作家・浅田次郎さんの同名時代小説を、『そして、バトンは渡された』の前田哲監督が映画化した作品です。

主演は神木隆之介さんで、キャリア初のちょんまげ姿に挑戦しました。小四郎の幼なじみ・さよを杉咲花さん、小四郎の兄・新次郎を松山ケンイチさん、実の父・一狐斎を佐藤浩市さんが演じました。さらに豪華俳優陣のコミカルなアンサンブル演技も見どころです。

GReeeeNによる主題歌「WONDERFUL」も心地よく、テンポの良い演出をより魅力的な作品に仕上げています。

 

2-3.映画のあらすじ

庶民から若殿になった小四郎。しかし、跡取りとなった藩には、25万両(約100億円)もの借金を抱えるワケあり藩だった・・・。

借金を返せなかったら”切腹”という、大ピンチ!

そこで考えた、借金返済計画がトンデモナイ事だった。リサイクルしたり、シェアハウスをしたりと徹底的に節約などをする。

国を救うために、奔走する小四郎に次から次へと試練が待ち受ける。小四郎は、借金を全て返して人生逆転することができるのか。

抱腹絶倒のエンターテインメント映画『大名倒産』!

 

 

2-4. スタッフの紹介

原作浅田次郎『大名倒産』
監督前田哲
脚本丑尾健太郎/稲葉一広
撮影板倉陽子
音楽大友良英
主題歌GReeeeN「WONDERFUL」

監督の前田哲さんは、『そして、バトンは渡された』や『老後の資金がありません!』などのヒット作を多く手掛けており、2021年には報知映画賞を受賞しています。感動物語とコメディーという異なるジャンルが、ヒットの目安となる興収10億円を突破し、演出力が高く評価されています。

脚本は、ドラマ『半沢直樹』の丑尾健太郎さん。ドラマ『下町ロケット』の稲葉一広さん。この2人の共同脚本となりました。

 

2-5. キャストの紹介

役名(役柄)俳優
松平小四郎(主人公)神木隆之介
さよ(小四郎の幼馴染)杉咲花
松平新次郎(小四郎の兄)松山ケンイチ
松平喜三郎(小四郎の兄)桜田通
間垣作兵衛(小四郎の育て親)小日向文世
間垣なつ(小四郎の母)宮﨑あおい
橋爪左平次(藩の勘定方)小手伸也
橋爪しの(左平次の妻)ヒコロヒー
タツ(両替商)キムラ緑子
天野大膳(藩付家老)梶原善
板倉周防守(江戸幕府老中)勝村政信
仁科摂津守(老中首座)石橋蓮司
小池越中守(お初の父)髙田延彦
お初(新次郎と恋仲)藤間爽子
白田新左工門(小四郎の家臣)カトウシンスケ
黒田市ノ進(小四郎の家臣)秋谷郁甫
磯貝平八郎(小四郎の教育係)浅野忠信
一狐斎(先代の藩主)佐藤浩市

主演の神木隆之介と共演する杉咲花は、共演歴が多く、盟友コンビとしての掛け合いが見どころの一つとなっています。本作では共演シーンも多く、撮影の待ち時間には現場の片隅で「大名倒産」のイントネーションを合わせる、神木と杉咲の和気あいあいとした姿も目撃されている。

 

3.映画『大名倒産』の撮影地はどこ?

2022年8月下旬から10月上旬まで、京都近郊を中心に撮影を行いました。主に撮影は太秦松竹撮影所で行われました。

3-1.松竹京都撮影所


□〒616-8157 京都府京都市右京区太秦堀ケ内町12−9

 

3-2.詩仙堂

「そうだ京都行こう!」で有名な詩仙堂もロケ地となりました。春頃は庭に咲くサツキが非常に美しいお寺で、秋の紅葉も絶景で多くの観光客が賑わう景スポットです。


□〒606-8154 京都府京都市左京区一乗寺門口町27

 

3-3.建仁寺

京都最古の禅寺。建仁寺内は撮影可能ということもあり、外国人にも大人気のスポットになています。

□〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町584番地

 

3-4.彦根城の出曲輪

琵琶湖の見えるスポットとして人気の場所です。

彦根市の公式ページで紹介されています。>>彦根市ホームページ



□〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1−1

 

4.まとめ

映画『大名倒産』は、浅田次郎による時代小説を映画化した作品で、泣き所や笑いどころ満載のエンタメ長編小説を原作に、巨額の借金を背負わされる主人公・松平小四郎が奮闘する物語です。

撮影は太秦松竹撮影所を中心に京都で行われ、「そうだ京都行こう!」で有名な詩仙堂や建仁寺でも撮影が行われました。

絶体絶命のピンチに見舞われながらも、諦めずに藩を救おうとする小四郎や、彼を支える個性的で愉快な仲間たちの奮闘を描いています。GReeeeNが歌う、主題歌「WONDERFUL」が、彼らの奮闘を応援する。

本作はフィクション作品ですが、現代の日本財政と似た境遇にあるため、より深く作品に浸れる内容となっています。

『大名倒産』を観て、小四郎たちの奮闘を応援し、絶体絶命のピンチを乗り越える姿を目の当たりにしてください。

 

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