この記事は映画『ラーゲリより愛を込めて』を観る前に知っておきたい事として、注目のキャストを原作の役どころでまとめたものです。気になるロケ地の紹介もしていきます。
原作は辺見じゅんのノンフィクション小説『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』。1945年の第2次世界大戦後、シベリアの強制収容所に送られた日本人捕虜たちが過酷な環境で誰もが絶望する中、仲間を励まし続けた山本幡男の半生を描いた物語です。
混沌とした今の時代にもリンクした部分が多く、生きにくい時代を生き抜く術やヒントがつまった物語です。
重いテーマの作品ですが、是非とも今見てほしい映画のひとつです。
この記事は映画を見る前でも楽しめるようにネタバレなしで紹介していきます。もちろんみた後でも楽しめる内容を徹底紹介していきます。
これを読めば映画『ラーゲリより愛を込めて』が120%楽しむことができるはずです!※ネタバレはないので(あらすじ程度まで)ご安心ください。
作品情報
映画『ラーゲリより愛を込めて』は作家・辺見じゅんのノンフィクション小説を映画化した感動ドラマ。
原作小説は1989年に出版され、累計発行部数20万部を超えるベストセラーです。
今回の映画化に合わせてか漫画版も発刊されたので、小説を読まない人にもおすすめです。
今までに戦争をテーマにした小説や映画はかなり多いですよね。この作品は捕虜となった男の過酷な心情を繊細に描いた読者の心を揺さぶるノンフィクション作品となっています。
60万人超の日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留され捕虜となった。あまりにも過酷な日々に誰もが絶望する状況下においても、生きることへの希望を捨てず仲間を励ましつつけた男・山本幡男。
しかしあまりにもひどい環境下に山本幡男も死期を悟り遺書を残す。山本幡男を慕う仲間たちは遺書を家族に届けるため、驚きの方法で日本に遺書を持ち帰る。
その知恵と行動力は戦争を知らない現代人にも感動を与え続ける感動の書となっています。
監督は『64-ロクヨン-』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した瀬々敬久。
出演は二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰など豪華キャストが集まり注目される作品です。
【ストーリー】
第2次世界大戦が終結した1945年。
シベリアの強制収容所では、ソ連軍の捕虜となった山本幡男(二宮和也)ら多くの日本軍兵士たちが収容されていた。
わずかな食料しか与えられず、零下40度という過酷な状況下で重労働を強いられる彼らに、山本は「生きる希望を捨ててはいけません。帰国の日は必ずやって来ます」と訴え続ける。山本の信念と仲間を思う行動に勇気づけられる捕虜たち。
8年後、山本のもとへ妻からのはがきが届き、帰国の日は近いと感じる山本だったが、その体は病にむしばまれていた。
(シネマトゥデイより引用)
注目のキャスト
メインキャストが出演は二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰など豪華キャストが集まり注目があつまる本作ですが、ここでは予備知識としてキャストの役どころなどをおさえていきましょう。
【キャスト一覧】
役名 | 俳優 |
---|---|
山本幡男 | 二宮和也 |
山本モジミ | 北川景子 |
松田研三 | 松坂桃李 |
新谷健雄 | 中島健人(Sexy Zone) |
相沢光男 | 桐谷健太 |
山本顕一(壮年期) | 寺尾聰 |
原幸彦 | 安田顕 |
主要キャストの役どころを予習
ここでは、映画の主要キャストを原作での役どころをあわせて紹介していきます。どんなキャラクターが登場するか予習&復習しておきましょう。
・山本幡男:二宮和也
・物語の主人公
・スパイ容疑で妻と4人の子供を残して、ラーゲリに収容される
・家族と再会するため「ダモイ(帰国)」を信じ、過酷な環境の中で捕虜達を励まし、生きる勇気を与え続ける
・山本モジミ:北川景子
・山本幡男の妻で元教師
・4人の子どもを女手ひとつで懸命に育てる
・愛する夫を10年以上待ち続ける
・松田研三:松坂桃李
・戦場で足がすくみ動けずに戦闘参加できなかった
・目の前で友人を亡くしたことで心に傷を抱える
・自信を「卑怯者」と思い悩んでいる
・新谷健雄:中島健人(Sexy Zone)
・生まれつき足が不自由のため徴兵されなかったが、漁の最中に捕虜となってしまう
・労働中に出会った子犬をクロと名付け可愛がる優しい心の持ち主
・相沢光男:桐谷健太
・自身が「軍曹」という階級から、山本幡男ら一等兵に高圧的な態度
・特に山本幡男を敵対視し、厳しく接している
・山本顕一(壮年期):寺尾聰
・山本幡男の長男で母親を支える存在
・10歳の時にソ連の攻撃に遭い、父親と離れ離れになる
・原幸彦:安田顕
・ロシア文学を山本幡男に教える同郷の先輩
・とある行動から心を閉ざしてしまう
他にも、奥野瑛太/金井勇太/中島歩/田辺桃子/佐久本宝/渡辺真起子/三浦誠己/山中崇など注目の若手俳優から実力派の俳優が揃っており、作品にも深みが出そうですね。
ロケ地の紹介
①新潟県の苗場
映画『ラーゲリより愛を込めて』は極寒の地・シベリアを舞台にしたシーンが多いので、新潟県の苗場はうってつけですよね。撮影も2021年の11月~12月だったようなので、撮影時はかなり雪深かったでしょうね。
②茨城県つくば市
茨城県つくば市にあるワープステーション江戸という撮影施設でおこなわれたようです。ここは時代劇のオープンセットなど屋外型ロケ施設になっています。
映画『るろうに剣心』などもここで撮影されました。
他にも情報が入り次第、更新していきます。
まとめ
原作小説を基に、あらすじと登場人物をの紹介をしました。実力派の俳優さんたちも多く出演している映画なので、見どころ深い作品になるでしょう。
戦争で捕虜となったところから始まる重いテーマの作品ですが、”愛”を真のテーマした物語で、登場人物の心情を深く描いた見る人の心揺さぶる映画になるはずです。
この映画が公開される2022年でも世界では戦争が行われています。そして新型コロナで一変してしまった世界が人類を分断してしまいました。
そんな混沌とした今だから見てほしい映画となっているので是非とも見てくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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