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映画『52ヘルツのクジラたち』気になるロケ地や原作小説について紹介!

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2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの同名ベストセラー小説を、杉咲花主演で成島出監督が映画化。

この記事では、映画『52ヘルツのクジラたち』の魅力を伝えるべく、

✅原作小説について詳しく解説
✅登場人物(キャスト)をくわしく紹介
✅気になるロケ地の情報

原作ファンや映画ファン必見の情報をたっぷりとお伝えします。

ねこくん
ねこくん
ネタバレは無いから安心してね。

1.原作小説について

1-1.原作者・町田そのこについて

1980(昭和55)年生まれ。福岡県在住。

20歳で理容師専門学校を卒業後、理容師の職に就くものの1年で退職。
その後、レストラン店員や100円ショップ、和菓子店、葬儀屋など職を転々とする。

2016年「カメルーンの青い魚」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。
翌年、同作を含むデビュー作『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』を刊行。

2021年『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した。

他の著書に『ぎょらん』『うつくしが丘の不幸の家』『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』『星を掬う』『宙ごはん』などがある。

 

1-2.原作小説「52ヘルツのクジラ」の概要と見どころ

タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、ほかの鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で1頭だけのクジラ。
たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない。世界で1番孤独だと言われている。

小説「52ヘルツのクジラ」に登場する人たちは、家族から人生を搾取されたり、児童虐待を受けたりする者たちです。

児童虐待だけでなくLGBTの問題なども絡んで重いテーマだが、心に残るセリフや温かな気持ちになる物語です。

ねこくん
ねこくん
涙なしでは読めない圧巻の傑作です。

 

2.映画『52ヘルツのクジラたち』の作品情報

その声は、あなたに届く。

(公式サイトより引用)

上映日2024年3月1日
上映時間135分
制作プロダクションアークエンタテインメント
配給ギャガ

 

2-1.映画『52ヘルツのクジラたち』のあらすじ

東京から海辺の町の一軒家へ越した貴瑚(杉咲花)は、家族からの虐待を受けて声を出せなくなった、ムシ(桑名桃李)と呼ばれる少年と出会う。
自身も家族に虐待されていた過去を持つ貴瑚は、彼を放っておくことができずに一緒に暮らし始める。
貴瑚と平穏な日々を送るうちに、夢も未来もなかったムシにある願いが芽生えていく。
それをかなえようと動き出した貴瑚は、かつて虐待を受けていた自分が発していた、声なきSOSを察知して救い出してくれた安吾(志尊淳)との日々を思い出す。
(シネマトゥデイより引用)

 

2-2.スタッフの紹介

原作町田そのこ
監督成島出
脚本龍居由佳里
撮影相馬大輔
音楽小林洋平
テーマ曲Saucy Dog
「この長い旅の中で」

「八日目の蝉」「銀河鉄道の父」の成島出監督がメガホンをとり、「四月は君の嘘」「ロストケア」の龍居由佳里が脚本を担当しました。

主題歌は3ピースギターロックバンド「Saucy Dog」の「この長い旅の中で」に決定。この曲は本作のために書き下ろされたものです。

 

2-3. 主要な登場人物の紹介

三島貴瑚(みしま きこ)…杉咲花
毒親ともいえる母と義理の父から虐待をうけ、人生を家族に搾取されてきた女性。ある出来事がキッカケで大分県の海辺の町の祖母の住んでいた家に移住することになる。

岡田安吾(おかだ あんご)…志尊淳
貴瑚の声なきSOSを聴き、家庭環境から解放する手助けをする。トランスジェンダー男性の塾講師。

新名主税(にいな・ちから)…宮沢氷魚
職場の上司で貴瑚の初めての恋人。会社の専務。

牧岡美晴(まきおか みはる)…小野花梨
貴瑚の高校時代からの親友。貴湖を見守りながら行動を共にする。

「ムシ」と呼ばれる少年…桑名桃李
貴瑚が移住した町で出会った13歳の少年。母親から「ムシ」と呼ばれ虐待を受け、言葉を話せなくなっていた。本当の名前は『愛(いとし)』。

村中真帆(むらなか まほろ)…金子大地
祖母が残した家に引っ越してくる。貴瑚に好意を寄せる青年で琴美と同じ中学出身。

品城琴美(しなぎことみ)…西野七瀬
少年の母。高校を中退し、子供を出産。老人会の会長である父親に甘やかされて育った。

三島由紀(みしまゆき)…真飛聖
貴瑚の母親。妾であった自分の母を憎んでいたが、自分も同じ道を歩んでしまう。
再婚後、再婚相手との間に息子が生まれ、貴瑚への虐待がはじまる。

岡田典子(おかだのりこ)…余貴美子
岡田安吾の母。

村中サチエ(むらなかさちえ)…倍賞美津子
少年を助けようとする貴瑚たちを見守る、貴瑚の祖母を知る 真帆の祖母。貴瑚の祖母のことや、品城家の家庭の事情なども知っている情報通である。

ねこくん
ねこくん
登場人物たちの優しさが奇跡を起こす!?

 

3.『52ヘルツのクジラたち』のロケ地を紹介

本作は2023年8月から9月にかけて、大分市を中心に北九州市などで撮影されました。

3-1.大分市

杉咲演じる貴瑚の住む一軒家は、監督をはじめとする制作チームが運命的に出会ったという、大分の海辺の高台にある日本家屋が舞台に選ばれました。

大分市では福水漁港、佐賀関漁港、金山港、ビシャゴ浦など佐賀関エリアが中心になっています。

「媛乃屋食堂」が、少年の母親(西野七瀬さん)が働く店として登場します。
撮影の期間中、杉咲花さんも何度も店に訪れ、通っているうちにロケ地として決定したようです。

劇中にも登場する「とり天」は必ず食べてほしい名物となっています。



□〒879-2201 大分県大分市佐賀関1401−7

 

3-2.北九州市

JR小倉駅前や小倉北区中島地区などでも撮影されました。
この地で撮影される映画・テレビドラマは年間約20本、通算200本を超えており、「ロケ地のメッカ」として有名です。

チャチャタウン小倉では、観覧車に乗って夜景を見るシーンを撮影されました。

 

3-3.その他

高尾公民館広場(大分県日出町)では、バーベキューパーティーのシーンを撮影しました。

その他にも、西麻布のオーベルジュ・ド・リル トーキョーで撮影をしたようですね。

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前半の東京パートから後半の大分でのロケーションには「希望」という意味が含まれており、その辺りにも助けられる要素がたくさんあります。

 

ねこくん
ねこくん
大分県を中心としたロケーションも本作の見どころだよ!

 

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